わが子を就活難民にしないため親ができること・レビュー
(園田雅江・主婦の友社)
ちょっと、ドッキリするようなタイトルです。
フィギュアスケート関連のブロガーさんつながりで紹介いただいたので買ってみました。
私の子ども時代は、三陸の田舎の共稼ぎ家庭でした。
曾祖母、祖母も同居だったため、放置されて育った割には、半農半漁で下の弟妹や世話や家事の手伝いを「役割」として物心ついた時から担ってる遊び友達からは「過保護に育った子」と見られていたようです…
近年でこそ観光や若い世代向けの大型店誘致などに力を入れている私の出身地ですが、
昭和の当時は、高校卒業とともに一旦進学や就職で地元を離れるのが当たり前でした。
(数年前20年近く振りに学年全体の同窓会があり、意外に県内や地元に帰って来てる同級生が多いのに驚きました。)
ちょっと脱線しましたが、自分達の子どもが大きくなるにつれ、「えっ今ってそうなんだ!?」と驚くことばかりです。
「子どものためならどこまでも」
「趣味・我が子」というご家庭が増えた気がします。
…我が子の就活まで親が手伝わなきゃいけないのか!?!
という点にはそれぞれ賛否両論あるでしょうが、
著者の方が実際受けた相談例とアドバイスを元に書かれているため、わかりやすいし、どちらサイドの方にも受け入れられやすい本だと思います。
私が一番心に残ったのは、
「毎日就活のため歩き回る娘の健康面だけ心配していた。何をしていいかわからないため、一番気が回らなそうな娘の靴を毎日磨いていた」
なんかこのお母さん、歌子センセっぽいなぁ…
泣けます
かと思うと、夏休みの宿題のごとく就活の資料集めを丸投げされちゃうお母さんがいたり…f^_^;
子どもが小さい頃、聞いた言葉ですが、
「親が教えてやれるのは、道で転ばない方法ではなく、どうやって起きあがったらいいか教えてやることだけ」
(あっ…小さい子がギャン泣きしても放っとけって意味じゃないです。昔そういうの流行りましたが)
まぁ親としては「転ぶな」「道に迷うな」って指示し続けた方が楽なンですが
最近のコメント